350 :キチママちゃん 2016/10/20(木) 11:24:34 ID:949
自分含め親戚の神経がわからない話。

昔、親戚にA伯母さんという人がいた。
親戚間で凄くバカにされていた。
A伯母さんは「行き遅れw」「元祖職業婦人w」と語尾に草を生やした感じで呼ばれ、
「いざとなって俺たちに頼ってくるなよw」とか
「男に相手にされないままババアになっちゃってw」とか
「蜘蛛の巣どころか塞がってるんじゃないのw」と集まりのたび笑われていた。
A伯母さんは特に反論せず「やめてよもう」とか言うだけで
なんとなく親戚中に「あの伯母さんはバカにしてもいい人」っていう空気が出来上がっていた。
大人たちがそんなんだから子供たちも彼女を軽く見てた。
お年玉をもらってもフンって感じでろくにお礼も言わない。
彼女が隣に来ると大人の真似をしてヒソヒソクスクスしたりしていた。
A伯母さんは定年退職するまで結婚せず、退職すると同時に行方不明になった。
自杀殳したとか、外国へ行ったとか色々な噂があった。
本当のところは東南アジアに移住したらしいんだけど(仕事でしょっちゅう行ってたらしい)
当時は自杀殳説が有力だった。
大人はみんな「どこで野垂れタヒんだか知らないが大迷惑だ」と言っていた。
なんでお葬式もしないのに迷惑なのかわからなかったんだけど、数年もたつと私も高校生になり
薄々事情が察せるようになった。
どうもA伯母さんに節目節目でお金を借りていた人が多かったみたい。
「下の子が受験の時はアテにしようと思ってたのに、行き先も告げず雲隠れなんて最低」
と怒っている叔母さんが代表格で、要するに「金づるが消えて迷惑」って意味だった。