登場人物
俺:海外駐在員。商社勤務。お客様の御用聞き。
張總:取引先のお偉いさん。めっちゃいい人。超有能。
游小姐:張總の部下。性格悪い。ムネ大きい。
書きためてないのでダラダラレスしながら書いてく。
俺:海外駐在員。商社勤務。お客様の御用聞き。
張總:取引先のお偉いさん。めっちゃいい人。超有能。
游小姐:張總の部下。性格悪い。ムネ大きい。
書きためてないのでダラダラレスしながら書いてく。
5: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:18:52 ID:sYR
俺が中国勤務になってから1年ぐらい経って
だいぶ仕事にも慣れた頃、お客さんにもだいぶ
仲良くしてもらってまぁまぁ順調に仕事してた。
お客さんの一人、張總は大きなグループ会社のトップなんだが、
何故か俺のこと気に入ってくれてよく食事に連れて行ってくれてた。
そんな中、彼女居るのかという話になって、
だいぶ仕事にも慣れた頃、お客さんにもだいぶ
仲良くしてもらってまぁまぁ順調に仕事してた。
お客さんの一人、張總は大きなグループ会社のトップなんだが、
何故か俺のこと気に入ってくれてよく食事に連れて行ってくれてた。
そんな中、彼女居るのかという話になって、
当時彼女がいなかった俺は正直にいないと答えた。
そうしたらうちに一人いい子がいるから
紹介しようと言ってくれて、会う運びになった。
そうしたらうちに一人いい子がいるから
紹介しようと言ってくれて、会う運びになった。
6: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:21:23 ID:sYR
当日現れたのは、地味だけどムネが大きい子だった。
張總とその子、遊小姐と三人で楽しく食事をし、
その時はいい子紹介してもらったとウハウハだった。
そして食事が終わり、俺が遊小姐を送って帰ることになり、
二人きりになった途端、いきなり
張總とその子、遊小姐と三人で楽しく食事をし、
その時はいい子紹介してもらったとウハウハだった。
そして食事が終わり、俺が遊小姐を送って帰ることになり、
二人きりになった途端、いきなり
「上司のメンツを立てるために来てあげました。勘違いしないでくだい」
と真顔で言われた。
と真顔で言われた。
8: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:23:15 ID:sYR
まぁ、正直そんな事もあるよなと思った俺はがっかりしながらも
「そうなんですね。ご足労おかけしました。
そちらも大変ですね。事情は分かりました。
後は張總には適当に話を合わせておきます」
と言って紳士ぶって普通に家まで送った。
「そうなんですね。ご足労おかけしました。
そちらも大変ですね。事情は分かりました。
後は張總には適当に話を合わせておきます」
と言って紳士ぶって普通に家まで送った。
7: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:22:08 ID:ejz
まず名前の読み教えれ
感情入れれねえわ
感情入れれねえわ
9: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:24:17 ID:sYR
>>7
張總=ジャンゾン。張社長って意味。
游小姐=ヨウシャオジエ。游さんって意味。
張總=ジャンゾン。張社長って意味。
游小姐=ヨウシャオジエ。游さんって意味。
10: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:25:45 ID:ejz
>>9
ほう
続けて
ほう
続けて
11: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:28:42 ID:sYR
その後、游小姐とはもちろん連絡は取らず、
特に張總にも1ヶ月ぐらい会う機会もなかったので、
正直そのことは忘れていた。
そんなある日、急に張總から思いもよらない連絡が。
彼曰く
「うちの游が寂しがっているよ。
全然連絡くれないらしいね。気に入らなかったのかい?」
おれはびっくりした。
向こうが無理に来てたって言ったので、
当然連絡をこっちから取ろうなんて思いもよらなかったし、
更に相手が寂しがっているというのが意味不明だった。
とにかく俺は忙しさにかまけていましたとその場を取り繕って、
游小姐に連絡しますと約束した。
そして、狐に摘まれた思いをしながら彼女に連絡を入れた。
特に張總にも1ヶ月ぐらい会う機会もなかったので、
正直そのことは忘れていた。
そんなある日、急に張總から思いもよらない連絡が。
彼曰く
「うちの游が寂しがっているよ。
全然連絡くれないらしいね。気に入らなかったのかい?」
おれはびっくりした。
向こうが無理に来てたって言ったので、
当然連絡をこっちから取ろうなんて思いもよらなかったし、
更に相手が寂しがっているというのが意味不明だった。
とにかく俺は忙しさにかまけていましたとその場を取り繕って、
游小姐に連絡しますと約束した。
そして、狐に摘まれた思いをしながら彼女に連絡を入れた。
12: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:29:59 ID:9aP
なんだその女・・・
13: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:32:39 ID:sYR
すると、游小姐から完全に想定外な反応が返ってきた。
曰く
「何故連絡をよこさない。失礼ではないか?
私に魅力がないというのか?こまめに連絡を入れてきて
食事にぐらい誘うべきだ。
あなたは外国人だからわからないのかもしれない、
日本は男尊女卑の国だと聞いた。
だから特別に教えてあげる。こういう場合
男は主体的に女をエスコートして食事をご馳走したり
プレゼントを贈るものだ」
俺は目を丸くした・・・
もちろん、中国の文化にではなくその女にだ。
俺はこれでも留学生活含めて7年はこっちにいる。
その経験の中でもこんな女に出会ったのは初めてだ。
ここで俺は初めてはっきり認識した。
ヤバい女を紹介された。
曰く
「何故連絡をよこさない。失礼ではないか?
私に魅力がないというのか?こまめに連絡を入れてきて
食事にぐらい誘うべきだ。
あなたは外国人だからわからないのかもしれない、
日本は男尊女卑の国だと聞いた。
だから特別に教えてあげる。こういう場合
男は主体的に女をエスコートして食事をご馳走したり
プレゼントを贈るものだ」
俺は目を丸くした・・・
もちろん、中国の文化にではなくその女にだ。
俺はこれでも留学生活含めて7年はこっちにいる。
その経験の中でもこんな女に出会ったのは初めてだ。
ここで俺は初めてはっきり認識した。
ヤバい女を紹介された。
14: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:34:49 ID:sYR
この女は、恐らく張總の前ではお淑やかで有能な
部下なのだろう。実際、3人で食事をした最初の日は
淑女な印象だった。
しかし、本性は・・・。
俺は立場上、苦情を張總に入れるわけにも行かず、
そういう足元も完全に見られていると感じた。
とてもしたたかな女だ。顔は地味なのに。
部下なのだろう。実際、3人で食事をした最初の日は
淑女な印象だった。
しかし、本性は・・・。
俺は立場上、苦情を張總に入れるわけにも行かず、
そういう足元も完全に見られていると感じた。
とてもしたたかな女だ。顔は地味なのに。
15: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:38:07 ID:sYR
ここからこの女のつけ上がりが本格的に始まった。
こちらからご機嫌伺いしないと張總にちくられることが
分かっているので、俺は頑張って週一ぐらいで連絡した。
そしてその度に飯を奢らされたり、化粧品を買わされたりしていた。
はっきり言ってこれは接待だと思った。
今まで張總一人への接待で良かったのに、
接待する相手が一人増えた。
しかもこの接待は経費で落ちない・・・俺の心も腑に落ちない。
こちらからご機嫌伺いしないと張總にちくられることが
分かっているので、俺は頑張って週一ぐらいで連絡した。
そしてその度に飯を奢らされたり、化粧品を買わされたりしていた。
はっきり言ってこれは接待だと思った。
今まで張總一人への接待で良かったのに、
接待する相手が一人増えた。
しかもこの接待は経費で落ちない・・・俺の心も腑に落ちない。
16: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:41:19 ID:Ykx
胸うpある?
18: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:42:10 ID:sYR
>>16
ないよ。そういう関係に一度もなってない。
ないよ。そういう関係に一度もなってない。
17: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:41:53 ID:sYR
挙句の果てに長期休暇に旅行に連れて行けとか言い出した。
俺は帰国するから無理ですと断ったら、ちょうどいい、
日本に行ってみたいから連れて行けと言い始めた。
正直、俺はいい加減我慢の限界だった。
数ヶ月も彼女のお姫様ごっこに自費で付き合わされて
イライラが頂点に達していた。
俺は帰国するから無理ですと断ったら、ちょうどいい、
日本に行ってみたいから連れて行けと言い始めた。
正直、俺はいい加減我慢の限界だった。
数ヶ月も彼女のお姫様ごっこに自費で付き合わされて
イライラが頂点に達していた。
19: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:43:35 ID:ejz
チクればいいのにと思ったけど
そんだけ有能なら信用度がなぁ…
そんだけ有能なら信用度がなぁ…
20: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:45:45 ID:sYR
そこで、俺は正式にお断りする作戦に出た。
これは業務上の関わりでなく、あくまで個人的な紹介と
いうことだったので、張總には申し訳ないが、
きちんと彼を通してお断りしようと思った。
そして彼に会う機会を作って、正直に
「お付き合いする関係には至りません。
せっかく紹介いただいたのに申し訳ありません
と謝った。
張總は目に見えるほどがっかりしていたけど、
でも当人同士の相性の問題だからと理解してくれて、
俺はホッとした。
これは業務上の関わりでなく、あくまで個人的な紹介と
いうことだったので、張總には申し訳ないが、
きちんと彼を通してお断りしようと思った。
そして彼に会う機会を作って、正直に
「お付き合いする関係には至りません。
せっかく紹介いただいたのに申し訳ありません
と謝った。
張總は目に見えるほどがっかりしていたけど、
でも当人同士の相性の問題だからと理解してくれて、
俺はホッとした。
21: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:47:33 ID:sYR
そして、俺は游小姐にもはっきりとお断りの電話をして、
張總にもこの旨伝えてあると言った。
彼女は意外なほどあっさりそうかと受け入れ、
その場は電話を切り、俺は全て終わったと安心しきっていた。
ところが
張總にもこの旨伝えてあると言った。
彼女は意外なほどあっさりそうかと受け入れ、
その場は電話を切り、俺は全て終わったと安心しきっていた。
ところが
24: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:49:59 ID:sYR
数日後にまた張總から、仕事外の事で話があるから
夜にうちに来てくれと言われて呼び出された。
俺はなんだろうと思ったが、この前の話はもう終わっていると思ったし、
何か良いお酒でも手に入ってご馳走してくれるのかなとか
甘い考えでノコノコ彼の家に赴いた。
すると、、、何故か家の中には游小姐もいた。
しかもなぜか泣いていた。
俺は・・・察した。
夜にうちに来てくれと言われて呼び出された。
俺はなんだろうと思ったが、この前の話はもう終わっていると思ったし、
何か良いお酒でも手に入ってご馳走してくれるのかなとか
甘い考えでノコノコ彼の家に赴いた。
すると、、、何故か家の中には游小姐もいた。
しかもなぜか泣いていた。
俺は・・・察した。
25: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:50:53 ID:9aP
あー・・・
26: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:51:52 ID:sYR
部屋の中には泣いてる彼女と、沈鬱な表情の張總夫妻。
俺は席につきたくなかった。逃げ出したかった。
しかし立場上そうするわけにも行かず、
仕方なしに席につき、なんでしょう?とマヌケな質問をした。
俺は席につきたくなかった。逃げ出したかった。
しかし立場上そうするわけにも行かず、
仕方なしに席につき、なんでしょう?とマヌケな質問をした。
27: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:57:29 ID:sYR
遊小姐は質問に答えずずっと泣いている。
そして彼女を代弁するように、張總が怒りを噛み頃
したように話し始めた。
曰く
「若い者同士の事だから、いろいろな関係がって当然だと思う。
私の時代ではありえないが、若い者は自由だから理解できる。
でも、そういう関係になったのなら、男として
取らなければならない責任というものがある。
これは文化の差とかは関係ないと思う。
私の言いたいことは以上だ。何か言いたいことはあるかね?」
俺は、あー、終わったと思った。
まさかこんなことされるとは思ってなかった。
恐らくここでどんなに否定しても信じてはくれないだろう。
毎週の様に会っていたのは事実だし。
俺は半ばやけくそな気持ちになって、分かりました、
責任を取りますと言った。
すると張總はホッとしたように表情を弛め、
君なら分かってくれると思ったとにこやかに言った。
張總、あなたは仕事では有能ですが、
女には甘すぎます。お人好しです。
そして彼女を代弁するように、張總が怒りを噛み頃
したように話し始めた。
曰く
「若い者同士の事だから、いろいろな関係がって当然だと思う。
私の時代ではありえないが、若い者は自由だから理解できる。
でも、そういう関係になったのなら、男として
取らなければならない責任というものがある。
これは文化の差とかは関係ないと思う。
私の言いたいことは以上だ。何か言いたいことはあるかね?」
俺は、あー、終わったと思った。
まさかこんなことされるとは思ってなかった。
恐らくここでどんなに否定しても信じてはくれないだろう。
毎週の様に会っていたのは事実だし。
俺は半ばやけくそな気持ちになって、分かりました、
責任を取りますと言った。
すると張總はホッとしたように表情を弛め、
君なら分かってくれると思ったとにこやかに言った。
張總、あなたは仕事では有能ですが、
女には甘すぎます。お人好しです。
28: キチママちゃん 2014/12/17(水)16:59:02 ID:9aP
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
29: キチママちゃん 2014/12/17(水)17:00:12 ID:sYR
その後は仲直りパーティーみたいなものが開かれ、
張總の奥様の手料理が振る舞われた。
味なんかわからなかった。
そして、俺は一度も游小姐の目を見なかった。
受け答えはするが、絶対に目だけは合わせなかった。
初めて、この女に対する敵意が芽生えた。
張總の奥様の手料理が振る舞われた。
味なんかわからなかった。
そして、俺は一度も游小姐の目を見なかった。
受け答えはするが、絶対に目だけは合わせなかった。
初めて、この女に対する敵意が芽生えた。
引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1418800526/
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