【1/8】 【2/8】 【3/8】 【4/8】 【5/8】 【6/8】 【7/8】 【8/8】

569:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)20:30:21 ID:d8PadLlHk
いやいや、面白い話しなんてそうないから
結構ネタ切れ


570:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)20:35:43 ID:d8PadLlHk
まぁ今まで読んでわかる通り美術部は際物扱いだった

そんなスポーツ大会


うちの中学校は体育祭とは別に
スポーツ大会なるものがある

大会に出るのは部活・先生・有志と三つの種類にわけられる

スポーツ大会はどの部活にも当てはまらない競技で行なわれる

ドッジボール
綱引き
騎馬戦
障/害物競走

部活は強制参加ということではなく
出場を表明した部活しか入らない


そんな俺が一年だった時のスポーツ大会の話し


571:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)20:38:36 ID:d8PadLlHk
このスポーツ大会は毎年、生徒の推薦や先生の推薦によって
実行委員が決まる

もうわかるだろう


美術部は目立つ

が、故にこの実行委員5人の内

3人が美術部であった

572:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)20:40:56 ID:d8PadLlHk
そして実行委員は基本的にはスポーツ大会には参加できない

できないのは忙しいからだ

司会をしなくてはならなかったり
次の競技への段取りをしなくちゃいけなかったり

なので美術部のスポーツ大会参加はしないはずだった



ジャラジャラ先輩「美術部は参加するよ?あたりまえじゃん」

一同「え?」

573:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)20:43:35 ID:d8PadLlHk
64先輩「だって、ジャラジャラ先輩とツンツン先輩、真面目先輩って実行委員なんじゃ」

ジャラジャラ先輩「いや、頑張ればいけるっしょ」

「頑張ればいける」

大抵この言葉を使った場合
頑張ってもいけない事の方が多い


このスポーツ大会もそうなってしまうのかどうか
この時はただ1人アホを除いて誰にもわからなかった

574:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)20:47:20 ID:d8PadLlHk
例年では(といってもこの時の俺は中学一年生だから
例年がどう行なわれていたのかは知らなかったが)
実行委員で一番人気のある人が司会をやる

これは学生からの投票で決まる

まぁもうお分かりのようにあのアホが司会をやる事は確定していた


――司会をやりつつ競技にも参加をする――

それは不可能に近い

576:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)20:51:07 ID:d8PadLlHk
時は流れ
あっという間にスポーツ大会当日


体育館は人でいっぱいだった

そして司会が現れる


そう、ジャラジャラ先輩だ


意外にもジャラジャラ先輩は人気があった
入ってくるなり黄色い声援が飛び交った


「ありがとう、ありがとう、みんな!」


完全に調子に乗っている様子だ

577:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)20:54:25 ID:d8PadLlHk
彼はお立ち台の上にのぼると

「それでは……
第○回 スポーツ大会をはじめまあああああああああす!!!!!!」

客席は盛り上がる



もう皆さんにはわかってもらえただろう

このスポーツ大会、学生の推薦だったり
人気投票で司会が決まる

そう、この大会は言ってしまえば

リア充によるリア充のための大会なのだ

578:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)20:58:24 ID:d8PadLlHk
ジャラジャラ先輩はつづける

「それでは、チーム紹介!!

―諦めたらそこで試合終了ですよ…―

バスケ部!!!!!」


バスケ部の生徒達が派手に盛り上がる


「―ボールは友達―

サッカー部!!!!!」


またまたサッカー部の連中が盛り上がる

580:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:03:03 ID:d8PadLlHk
「――諦めたらそこで…

      試合終了ですわよ――

女バス!!!!!!



――君こそがアッタックNo.1――

バレー部!!!!」


とまぁそんな感じで運動部の紹介が続き

581:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:06:49 ID:d8PadLlHk
「――そんな最強の運動部に
文化部がどこまでやれるか!!!

「ジュリエット」渋めの良い声
「どうしたのロミオ」裏声
「どうして君はジュリエットなんだい?」渋めの良い声
「どうしてあなたはロミオなの?」裏声
「どうしてみんな美術部入ってくれないの?」素の声
「え…?」裏声――

美術部!!!!!!!」


「自分の部活だけ長いぞー!」
などと会場のどこからか突っ込まれるもうけているご様子

582:キチママちゃん2014/05/28(水)21:11:59 ID:HM8gVsNaN
本当隙あらば宣伝してたんだなw

583:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:12:39 ID:d8PadLlHk
「――さっきまでの味方は今の敵――」

その言葉をきっかけに
台の方に集まる運動部の部長達

「――頼れるあの人はもういない…――



部長特戦隊チーム!!!!!!!!!!」


ジャラジャラ先輩や他の運動部の部長、
出場する部活の部長達が
台の前で決めポーズをする


完璧にギニュー特戦隊のポーズですえぇ。

584:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:16:31 ID:d8PadLlHk
「そして…

――お互いに溜まった日頃の摩擦

遂に今日!!!爆発してしまうのか!!!
今年は本気の具合が違う!!!!
遂にやつらとガチ〇コバトル!!!!!――

最強の教師チーム!!!!!!!!」

生徒からはブーイングの嵐
負けじと参加しない先生達が応援する

585:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:20:24 ID:d8PadLlHk
「以上、合計○チーム!!!!


このチームで大会をはじめます!!

今回司会を務めるのはご存知
ジャラジャラです!よろしく!!

そして今回、さらにもう1人司会を務めるのが真面目です!!!」


真面目先輩「よろしく」


そうして大会は始まった

586:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:24:57 ID:d8PadLlHk
種目「ドッジボール」

このドッジボール、段取りを良くするため
1分ごとにボールが1個増える特別ルール

美術部出場者
ジャラジャラ先輩
ツンツン先輩
スポーツ先輩
パナイ先輩
64先輩
ガンマ先輩


合計7名(真面目先輩はジャラジャラ先輩出場のため司会)

対する運動部

合計10名

588:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:32:13 ID:d8PadLlHk
俺「か、勝てる訳が無いっ…」

ジャラ「いいかよぉお、俺!!!あと4回『勝てる訳が無い』と言え!!
そしたらお前に『黄金』の『ドッジボール』の生き方を教えてやる!!」

俺「そ、そんな無理だ!!いくらジャラに教わったからって…
この運動部達に、しかも人数というハンデがあって『勝てる訳が無い』っっ!!!」

ジャラ「あと三回だっ!!!」

そんなやりとりはしてないけど俺は外野からボールを内野にまわしたりしつつ

ジャラジャラ先輩とツンツン先輩とスポーツ先輩により
2回勝つ事ができた

591:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:38:01 ID:d8PadLlHk
が、あっさり教師チームに負ける

というか教師チーム、本気できている

ジャラ「ありのまま『今』負けた事を話すぜ!
『いうて教師チームには勝てるだろ 手加減してくれるだろうし
と思ったら いつのまにか負けていた』

な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
常識だとか大人げないだとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…」


ドッジボール優勝「教師チーム」

592:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:41:05 ID:d8PadLlHk
部長チームも歯が立たない教師チーム

奴らの目の色がいつもとは違う

完全に生徒をやる気で来ている




『結果』を先に言おう
その年のスポーツ大会で優勝したのは
『教師チーム』だった

593:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:43:37 ID:d8PadLlHk
『最初の話し』で言うのであれば

『美術部』は善戦した

運動部にも負けず
それこそ
『頑張ればどうにかなる』レベルの範囲であった


が、奴らは違った

奴ら『教師チーム』はスポーツ精.神のかけらもない
勝つために躊躇が無かった

594:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:49:53 ID:d8PadLlHk
ドッジボール戦後

スポーツ「このままでは次の試合も負けてしまう」

ジャラ「おいおい何弱気になってるんだ…」

スポーツ「違うっ!!俺は『弱気』になっていない!
俺は『勝つ』ためにここにいるっ!!

だがあんたは違う!
あんたは『面白ければ良い』という精.神でここにいる!!!
俺たちは『勝利』にもっと貪欲にならなくちゃぁあいけないっ!!」

ジャラ「なんだとぉ?この俺が勝つ気がないだと?」

スポーツ「もっと『勝利』へ
もっと飢えなきゃ勝てない!!!!!
あんな教師共よりも気高く飢えなくては!!!!」

ジャラ「…なんだと!!」

って会話も別にしてない

595:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:51:08 ID:d8PadLlHk
まぁジャラジャラ先輩にスポーツ先輩が

「ふざけないで勝ちましょう」

って言ったのは本当


スポーツ先輩はこのスポーツ大会でマジになった

596:キチママちゃん2014/05/28(水)21:51:56 ID:wULog0JHY
スポーツ精.神のかけらもないってwww

598:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:54:31 ID:d8PadLlHk
騎馬戦もガチ〇コで突っ込んでいったし


障/害物競走なんて
スポーツ先輩は障/害物を無視したんじゃないかと思われるスピードで1位になった
(合計点争いだったのでチームとして負けた)

が、それが逆に教師陣をより本気にさせたのだ


他の運動部系のほとんどがスポーツ先輩と同じように
マジになってしまった


そのため例年のスポーツ大会とは違う
ガチ〇コバトルになってしまったのだ

599:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)21:59:14 ID:d8PadLlHk
ジャラジャラ先輩達が考え仕込んだ
小ネタもガチ〇コバトルの前では
パン食い競走のパンの中身がマスタードだろうが
小麦粉の中にあるお菓子がノビノビフルーツだろうが
借り物がハゲって書かれてても校長に真っ先に躊躇無く教師が行くくらい

本気になりすぎてしまったのだった

600:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)22:00:35 ID:d8PadLlHk
笑いなし
涙なし


ただオッサンと中学生の格闘


それがその年のスポーツ大会だった

601:キチママちゃん2014/05/28(水)22:01:50 ID:z20K7513Z
教師の大人げなさすぎwww

602:キチママちゃん2014/05/28(水)22:02:13 ID:6Blpeu2A9
校長www

603:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)22:05:04 ID:d8PadLlHk
閉会式

ジャラジャラ先輩「という事で優勝は教師チーム!!」

教師達「ゼーーーッハーーーーッゼーーーハーーーーッ(呼吸を整える音)」

観客「熱い試合をありがと!!!ひゅーー!!」


ジャラジャラ先輩「・・・・」

ジャラジャラ先輩「準優勝は部長チーム!!!!」

部長チーム「・・・・・・・(呼吸を整える静かな音)」

観客「教師相手によくがんばったー!!ひゅーーー!!」


ジャラジャラ先輩「…あ、えっと、今年のスポーツ大会終わります!」


観客「来年こそは生徒がかつぞー!!!」

604:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)22:09:47 ID:d8PadLlHk

――今回の大会どうでしたか?

ジャラ:そうですね、僕の仕込んだネタは全然もう意味がありませんでした。
楽しい大会にしようと思って頑張ってきたのですが
こんな事になるなんて思ってもいませんでした。


――教師陣が熱くなりすぎていたように思えますが

ジャラ:事前に僕から「今年は本気できてください」とは言ったんですが
まさかあそこまで本気とは思ってませんでしたね。
なんだかんだ言って最後は生徒に優勝を譲ると思っていたのですが…笑
まぁ生徒達からしても良い経験になってのではないでしょうか。
僕たち子供がいくら本気をだしても
大人の本気には勝てないのだと。
というより、日頃なんだかんだ教師の事を心のどこかで馬鹿にしてましたが
たぶんそういうのも今回で先生方を見直したと思うんですよね

605:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)22:11:00 ID:d8PadLlHk
そうして俺が一年生だった時のスポーツ大会は幕を閉じた

606:キチママちゃん2014/05/28(水)22:13:27 ID:ejBCXOVWA
ジャラジャラ先輩は悪くないって信じてる

607:キチママちゃん2014/05/28(水)22:15:41 ID:ejBCXOVWA
相変わらず面白いな
できたら別荘の話しも聞きたい

608:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)22:32:25 ID:d8PadLlHk
スポーツ精.神のかけらもない例

ドッジボール
体育教師(外野)「あ、ほら英語の先生(女性.)まだ投げてないでしょ」
英語の先生「あ、はい」
体育教師投げるふり

からの

体育教師「チェストオオオオオオオ!!!」本気投げ


ドッジボール2
教師「ごめん!ちょっと体力が…ちょっと外でて休憩するから」(ボール持ってる)
外野の方に歩いていく


とみせかけて

教師「ドラアアアアアアアアアアアアア!!!」本気投げ

609:キチママちゃん2014/05/28(水)23:02:15 ID:vkpu24YQs
>>608
まさに外道wwww

610:キチママちゃん2014/05/28(水)23:10:24 ID:Jn90xhYMy
教師WWW

611:キチママちゃん2014/05/28(水)23:15:30 ID:DptzkrRvj
大人気ないwwww

612:キチママちゃん2014/05/28(水)23:20:05 ID:wULog0JHY
これはひどいwww

613:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)23:29:29 ID:d8PadLlHk
まぁダラダラ長い事書いてたけど
読んでくれたり描いてくれたりありがとうね

とりあえず、オチも何もないんだけれど
ネタ切れだし『俺からは』もう書ける話しはないんで

おしまいです

付き合ってくれてありがとうねーじゃ、またね


614:キチママちゃん2014/05/28(水)23:34:21 ID:7kLdTCbk0
さみしいじゃんまた来てよ


615:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/28(水)23:36:45 ID:d8PadLlHk
>>614 おう
だけど期待しないどいて
なんか思い出してこのスレ残ってたら書き込むわ

616:キチママちゃん2014/05/28(水)23:49:04 ID:PMhFPUQLS
ほんと1は文才あると思う

高校の時の話とかないの?

619:キチママちゃん2014/05/29(木)00:38:17 ID:mM2TiMOsc
>>1さん
今までおつかれさんです
すっごいおもしろすぎw
今高校生だけど、こんな楽しい学校生活送りたいわ、なんか頑張ろう と思えた
是非ともマンガ化してほしいww
今までで一番最高のスレだった!

624:キチママちゃん2014/05/29(木)05:07:46 ID:NlWUrUXnH
>>1の文才もあいまって面白かった
また思い出したら書いてくれー

ツンツン先輩が俺の中でかんなぎの大鉄で再生されてた

625:キチママちゃん2014/05/29(木)06:54:33 ID:efZEiCmJe
>>1ここ数日間張り付いてたわ、ありがとう
またたまに小ネタ書きにきて

627:キチママちゃん2014/05/29(木)07:30:11 ID:VS8FLgPeR
>>1乙!
このスレが毎日の楽しみだったから寂しくなるなぁ…

早く思い出して戻ってこいよ!!

639:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/30(金)00:18:30 ID:shWP8WBSh
俺の通ってた高校は地域ではあまり良い噂のない高校だったんだ
俺は小学生の時にいじめられていたし
中学ではエンジョイしすぎたせいで高校には全然期待してなかった
というかエンジョイしすぎて疲れたんだ
部長もやったし、なんか今思い返しても濃い中学生活だったから

だかれ俺は平穏な高校生活を送ろうと心の中で決心して受験に望み

そしてはれて第一志望校に受かった

640:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/30(金)00:22:01 ID:shWP8WBSh
入学してすれ違う先輩達っていうのが
本当に独創的で、制服が無いから
個性.の押し付け合いのようだった
そんな人たちに囲まれた中学生活だったから
もう十分と思いそんな関わりになりたくないと思っていたが
部活は絶対入らなくちゃいけないってことはなかったので
俺は体験入部にも行かず迷わず帰宅部をえらんだ

その高校を選んだ事がめちゃくちゃになった原因だった

641:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/30(金)00:26:17 ID:shWP8WBSh
部活が本格的に始まったある日の放課後
俺は帰宅部として任務を全うしようとおもった
「まぁ高校で部活なんて大学受験もあるし
結構みんな帰宅部だったりするんだろうな」
などと考えていたわけだ

下駄箱で靴を履き替え校舎からでようとドアの前まで来た


校庭からぎゃーぎゃー声が聞こえる

どっかで聞いた事のあるような音が聞こえる

俺はつばを呑んで扉を開けた

「お前は!!!!今日から演劇部員だあああああああああ!!!!!!」

と校庭の真ん中の方から、色とりどりのズボンをはいて
なんか相変わらずじゃらじゃらさせてる馬鹿が叫んだ


俺は
「いやです」と断った

642:キチママちゃん2014/05/30(金)00:27:01 ID:8k5pFC5nt
再登場待ってたよ!

643:キチママちゃん2014/05/30(金)00:28:55 ID:wKVfoDfxt
キター(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)

644:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/30(金)00:29:00 ID:shWP8WBSh
そして俺はその日から
演劇をしない演劇部員として

また馬鹿な学生生活をおくる事になった



本当に終わり

645:キチママちゃん2014/05/30(金)00:29:32 ID:8k5pFC5nt
>>644
まぁそう言わずにwww


646:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/30(金)00:35:49 ID:shWP8WBSh
まぁ演劇部としての活動ってより
学校に馴染んでしまったがゆえに

俺の高校生活はめちゃくちゃになったわけですよ


俺は高校からぐれていきました、本当あの人のせいです
あの人がすべて悪いんです


そして中学の時の先輩たちから色々な経験を受け継いだせいで
勝手に野菜育てたり
素麺ゆでたり、うどんうったり
様々な事をしたわけですよ



まぁもう書かないから想像してくれ
今まで先輩達がやってたことを俺は
黄金の精.神のごとく引き継いでしまったのだ

647:キチママちゃん2014/05/30(金)01:00:47 ID:hVoVms1FU
所々でジョジョネタ挟んでくるなw

648:キチママちゃん2014/05/30(金)01:02:32 ID:PVe4aj8AX
ぐれていったんかww

649:キチママちゃん2014/05/30(金)01:09:04 ID:PVe4aj8AX
めっちゃこんな美術部入りたいわ!

652:キチママちゃん2014/05/30(金)08:33:48 ID:WEmoqqaGd
バスケ幽霊見てるならはよ

655:キチママちゃん2014/05/30(金)16:47:43 ID:G2xGQdMYH
なんか終わるのが切なくなるな

659:キチママちゃん2014/05/30(金)19:29:20 ID:cQnEQpnwa
最初から見て今追いついた。

こういう学生生活あこがれるなぁ… とりあえず1乙!

660:キチママちゃん2014/05/30(金)19:34:11 ID:a5b8VOz4R
バスケ幽霊召喚ッ!!!!

669:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/31(土)23:18:30 ID:A1dw6zqzb
俺が所属していた部活では無かったが一つ気になる部活があった。

その部活は、俺が名前から想像していた部活とは違い
ヤンキーの巣窟のような場所だった。

そんな部活にあいつが入部した。
あいつと俺はそんなに仲が良くなかった。
オドオドしていて、喋ってもすぐ言葉に詰まるような奴で
運動神経もあまりなく
小学校の時から俺は距離を置いていた。
中学校に入ってからも
友達があいつをからかって遊んでたのを俺は近くで見て笑ってた。

だから俺の下駄箱や机の中に
勧誘のチラシがこれでもかって言わんばかりに
入ってるのに驚いた。

670:キチママちゃん2014/05/31(土)23:21:51 ID:xEz4kGYwa
ばすけきたー!

671:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/31(土)23:23:44 ID:A1dw6zqzb
>>670 書き込んでるのは俺だけどね
俺に送ってくれてるやつをコピペしてるのよ

672:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/31(土)23:30:30 ID:A1dw6zqzb
興味はあった。
いかせん目立つ先輩達が入っている部活だったから
部活動自体も目立っていたし
俺はその頃所属していた部活に全然行かなくなっていたから
その部活に入って何かをやり直したいと思っていた。

だけど俺は不安だった。
あいつがいたからだ。
俺はあいつとは仲良くない。
むしろ俺があいつと同じ部活で仲良くなんて
友達に知れたら今度は俺もターゲットになる。

中学とか小学校って身分制度みたいなのがあったと思う。
あいつはクラスでも学年でも身分が下だった。

俺はそうなるのが嫌だった

673:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/31(土)23:40:08 ID:A1dw6zqzb
それでも毎日しつこいくらい勧誘が続いてた。
どういうつもりで俺を誘っているのか、ただただ疑問だった。

俺は友達と下校してる時だった。
あいつとあいつの所属している部活の先輩達が仲良く
部活動しているのが目に入った。
俺がそっちの方をみていると友達は
「気持ち悪いよな」ともちかけてきた。
俺はあぁとか適当な返答をしていると
「何、あぁいうの憧れんの?」と聞いてきた。
俺は「まぁ楽しそうではあるよ」と答えると

友達は「じゃあお前も美術部はいれば?友達やめるけど」
と、そんなような事を言われた。

674:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/31(土)23:49:09 ID:A1dw6zqzb
「あぁ、じゃあ俺美術部はいるわ」
と口に出ていた。

口に出てからは早かった。
俺は今来た道を戻って体育館に向かった。
後ろからさっきまで友達だった奴が
わーわー言っていたがもうどうでも良かった。

体育館について
バスケ部の部長の所に行き部活を止める事を伝えた。
全然行かなくなっていたから
既にバスケ部の中ではいないものとなっていた。
だけど、それをやらないと次に進めない気がした。
やり直すには人は過去を清算しなくちゃならない。

675:俺◆ITIXAw3W9A2014/05/31(土)23:56:52 ID:A1dw6zqzb
俺が美術部に入るには清算しなくちゃならない事がもう一つあった。
あいつだ。
あいつに直接俺がやった事は無いにしろ
それを笑ってみていた事を清算しなくてはならないと思っていた。

それは俺にとって勇気が必要だった。

バスケ部を辞める事を伝えた俺は
美術室に行くか迷っていた。
勇気がなかったのだ。
その日は諦めて俺は下駄箱で靴を履き替えていた時だった。

美術部で一番目立っていた先輩が横を通り過ぎた。

676:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/01(日)00:06:30 ID:A/VUdF81gK
俺は咄嗟に声をかけていた。
「あの、美術部に興味があるんですけど」
彼は立ち止まって
「君って確か1年生だったよね」
「君って、1年生であいつの事をいじめてなかったかい?」

俺は正直に答えた
いじめに加担はしていた事、今もまだ許しては貰ってない事。
彼は「君が美術部に興味を持った事は嬉しいんだけど
もしあいつに何かあったら俺は許さないよ」
と念をおされ
「まぁ君が思っている以上にあいつは大人だろうから
あいつは君を許してくれるよ、きっとね。」とも言った。

678:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/01(日)00:16:24 ID:A/VUdF81gK
その後色々話したが
「最終的に君の入部を決めるのは俺でも君でもなく
今美術部に所属している子達だ」と言われ
俺と彼は別れた。

次の日、あれだけしつこかった勧誘のチラシは
机の中にも下駄箱にもロッカーにも無かった。

案の定昨日までの友達は俺に対して冷たかった。
俺が昨日まで所属していたグループの人たちは
俺が話しかけても無視をしてどこかにサッといなくなった。
こういう事かと思った。
こういう事を俺はしていたのだと。

680:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/01(日)00:23:06 ID:A/VUdF81gK
チラシが無かった事で俺は動揺していた。
チャンスを失ったような気がしていたのだ。
だから俺は放課後すぐに美術部に向かう事はできなかった。
教室で1人でなんて言って部室に入ろうか悩んでいた。
それとまだ勇気がなかったから教室で
勇気が湧くまで待っていた。

教室のドアをノックされた。
あの目立つ先輩だ。
彼は「まだ美術部入る気ある?」と聞いてきた
俺は即答でそのつもりでいる事を伝え
まだ勇気がない事も伝えた。

彼は笑いながら「じゃあ部室の前まで一緒に行ってやるよ」
と言って俺を部室まで連れていってくれた。

「ここからは自分で頑張れ」と言い
彼は帰っていった。

681:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/01(日)00:26:37 ID:A/VUdF81gK
俺はドアを開けた。
今まで見た事がある先輩達が「新入部員!?」とか言って
盛り上がっていた。
うしろの方で目を丸くしているあいつがいた。

俺は真っ先にあいつの前に行ってとにかく謝った。
その時あいつが本当に許してくれたかはわからないけれど

それで美術部に入りたい事を伝えると
みんな喜んで出迎えてくれた。

683:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/01(日)00:33:38 ID:A/VUdF81gK
それから俺はできる限り毎日部活に顔をだした。
美術部員としてまじめに部活動をおこなった。
そのうちあいつにも気兼ねなく話せるようになった。
一緒に部活の勧誘をしたり
美術部として楽しい生活が始まった。

けど、クラスや学年は違った。
相変わらずあの制度は存在していて
俺は今まで友達だったはずの奴に無視をされるようになっていた。

俺は自分から変わらなきゃならないと思っていた。
あいつに許してもらえた事で
あいつと仲良くなった事で
俺は人に壁を作るのをやめようと考えた。

今まで俺が敬遠していた奴とも話すようになった。

684:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/01(日)00:45:00 ID:A/VUdF81gK
こっちの壁を壊せば受け入れてくれるんだという事がわかった。
それは本当にちょっとした勇気だけでどうにかなる事だった。

元々いたグループの1人が話しかけてきた。
俺が教室にたまたま残っていた時だったと思う。
そいつは俺に
「なんかおかしいよな、こないだまで仲良かったのによ」
と、そんな感じで話しかけてきた。
「美術部楽しそうだよな」とかそんな話しをしてた。

そしたらそいつを迎えに元友達が現れた。
「お前なに話してんだよ」とそいつに言うと
「話してちゃなんかまずいの?」と俺は言った。

元友達は「お前キモイから黙れ」とか
「お前に話してるんじゃない」とか言ってた。

それを聞いたそいつは
「なんかお前の事どうでもいいわ」と言って
俺に「俺も美術部入りたいんだけど、良いかな?」と聞いてきた

685:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/01(日)00:52:51 ID:A/VUdF81gK
そいつはさらっと美術部に入った。
あっという間に部員と仲良くなっていった。

それから元友達がわざわざ俺とそいつに絡んできたりしたが
相手にしなかった。
そいつが部活に入った事で元友達の周りもすこし変わった。
クラスや学年が変わりつつあった。
大人になったのか何なのかわからないけれど
あの身分制度みたいな物はだんだん薄れていった。
(なくなるまでには時間がかかったが)


俺たちが2年生になって夏を終える頃には
あいつも仲良くクラスの連中とやっているようだった。


俺にとって美術部はそんな場所だった。

終わり。

ごめん落ちなくて。


だ、そうです。

686:キチママちゃん2014/06/01(日)00:59:24 ID:z2kpqoOVO
ええ話や…………

691:キチママちゃん2014/06/01(日)09:30:38 ID:z2kpqoOVO
こうなったらジャラジャラ先輩とか、他の人視点の話も聞きたい

692:キチママちゃん2014/06/01(日)09:32:25 ID:RxNv6hqMG
普通に大学編、就活編、就職編とか欲しいけどね。1の語り口が好きだからかな?ww

693:キチママちゃん2014/06/01(日)11:48:36 ID:zcUFKgPLS
漫画にできるなwwwwww

699:キチママちゃん2014/06/02(月)11:04:00 ID:dJ9LnrD3b
最初はどうなるかと思ったけど良い方向に転がってよかった
同じ内容でも、語る人が違うと視え方が違っていて面白い!

700:キチママちゃん2014/06/02(月)20:36:12 ID:CB4VAUcKY
本当に面白い!
羨ましい青春してる!

707:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)21:29:15 ID:6ZFmsKqD0
今日ってかさっき
家で


「っていうかさ、お前だろあれ」
俺「あ、ばれました」
「ばれるに決まってんだろw」
俺「ばれちゃったなら仕方が無い」
俺「あ、そうだ何か書きます?」
「えーいいよー俺文苦手だし」
俺「バスケ幽霊も書きましたよ」
「嘘?」
俺「まじ」
「えーじゃあ…っていうか書いてよ」
俺「いいですよ」

708:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)21:31:48 ID:6ZFmsKqD0
俺「ところで何かきます?」
「えーなんだろ」
俺「なんかないんですか?」
「バスケ幽霊は何かいたの?」
俺「あいつ目線の入部した時ですよ」
「あーなるほどなぁ」


「じゃあ俺もそれやるわ」
俺「でも、あれですよ、部立ち上げの話しは書いちゃいましたよ」
「えーー?うそー?」
俺「どうします?」
「じゃあお前が入ってきた時の話しでもするか」

710:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)21:35:32 ID:6ZFmsKqD0
部室


顧問「あ、そういえば入部希望者いたぞ」

俺「え!!!うそ!!まじで!!?
体験入部の子達は地味目でちょっとひかれた感じあったけど
入ってくれる子いたの!!?」

顧問「いや、体験入部に来てない」

俺「まじかー!でも書類は書いちゃったんだよね?」

顧問「あぁ」

俺「じゃあもう美術部なわけだ!!」

711:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)21:38:49 ID:6ZFmsKqD0
俺「え、何時くるの!?」

顧問「来週の月曜の放課後って伝えた」

俺「そおかー、へぇーっていうか一人だけ?」

顧問「あぁ、まぁそりゃそうだろ

インク入り水鉄砲で肌着一丁のお前を撃つ回なんてやって

入る方がどうかしてる」


俺「えー超楽しかったじゃん」

712:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)21:43:11 ID:6ZFmsKqD0
俺「どんな奴だった?」

顧問「それは来てからのお楽しみだろ」

俺「うーーーーん!!!楽しみ!!!」

顧問「っていうわけでくれぐれも仲良くな


変な事教えるなよ!」


俺「それは無理がありますってお代官」

顧問「まぁ…そうか…」

713:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)21:45:24 ID:6ZFmsKqD0

俺「みんなーーーー!!聞いてーーーー!!」

一同「なに?」

俺「来週から新しいお友達がふえるよー!!!」

一同「な、なんだってー!?」

俺「みんな仲良くしてあげてね!」



一同(よくあの体験入部で来る気になったな…)


俺「ちょーーーーたのしみだなーーー」

714:キチママちゃん2014/06/04(水)21:45:54 ID:rDaJxHTma
ジャラジャラきた!!!

715:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)21:47:42 ID:6ZFmsKqD0
64先輩「え、どの子?」

俺「んーとねぇー、体験入部来てない子なんだって」

64「え、それまずくね?」

真面目「あぁまずいな」

俺「え?なんで?」

パナイ「だってさ〜うちの部活って〜普通の美術部じゃないじゃん?」

真面目「体験入部に来てないなら普通の美術部だと思ってきてるんじゃないか?」



俺「あ、まじか」

716:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)21:50:42 ID:6ZFmsKqD0
真面目「それってつまり、体験入部の子が一人も入らなかったの同様に

来なくなるんじゃないか?」

俺「う…」

64「そもそもあれなんだよ、水鉄砲で肌着一丁のあんたを撃つって…」

パナイ「うちらにも内緒にするならマシな案考えてよ」

俺「え…でも、ほら楽しかったじゃん?」


真面目、パナイ、64「お前だけな」


俺「そんな…」

717:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)21:56:57 ID:6ZFmsKqD0
真面目「来週からお前まじめにやれよ」

俺「は、はい」

64「でもどうしようねー」

パナイ「そうだね〜どうしたもんかねぇ〜」



ツンツン「真面目に部活やれば良いんじゃないか」


一同「真面目ってなんだっけ…」


真面目「初回が肝心だ。良いか、大声だしたり
変な事してひかれないようにな」

一同「はーい」

718:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:01:29 ID:6ZFmsKqD0
俺「OK!!OK!!じゃあ来週暖かく迎えてあげようぜ!」

真面目「お前が言うな。お前部活動の説明とか
しっかりしてくれないと。

ひかれて部活に来なくなる原因は
お前が一番大きいんだから」

俺「だ、大丈夫っすよ、
俺だってやる時はやる男ですから」


真面目「ほぅ…そう言って今までお前は
何回俺の期待に裏切ってくれたっけ」

俺「こ、今度はちゃんとやるもん」


64「ぜってー無理だ、この人」

719:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:04:15 ID:6ZFmsKqD0
月曜朝

俺「ふーーーー!!!ふぅーーーー!!!」

真面目「朝から騒がしい」

スポーツ「ソワソワしすぎですよ」

ガンマ「まぁでもわかる」


俺「あああああああ早く放課後こねぇえええかなあああああ」



ガラガラッ


一同「!!!!!!!!!?」

720:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:05:52 ID:6ZFmsKqD0
顧問「あ、なに?」

俺「なんだよおおおおお顧問かよおおおおお」

ガンマ「今のはがっかりだよ!!!!」

ツンツン「焦った」

64「とりあえず一つわかったね」

俺「なにが?」

64「こういう出迎え方は良くないって事だよ」


真面目「確かに、これじゃあ入りにくいな」

721:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:12:37 ID:6ZFmsKqD0
真面目「いつ新入部員が入ってくるかわからないけど
入ってきた時しっかり歓迎ムードじゃないとまずいな」

俺「そうだねそうだね」

64「まぁだからってあんたは大人しくしてなさいよ」

パナイ「ガンマとか64とか、そういう少し美術部っぽい人の方が良いんじゃない?」

真面目「そうだな、スポーツ、ガンマ、64が優しく出迎えるようにしよう」


俺「お、俺は」


真面目「お前は願わくば一生出てこない方が良い」

722:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:17:30 ID:6ZFmsKqD0
真面目「でも、いったいどんな子なんだろうな」

64「意外とヤンキーだったりして」

パナイ「あ〜そうだね。だって体験入部きてないしね」

64「ほら、部活絶対入らなきゃいけないしさ
ってなると、一番めんどくさくなさそうなのって美術部じゃん?」

パナイ「実際は一番めんどくさいんだけどな」


俺「そっかヤンキーかぁー」


64「ヤンキー説濃厚だな」


真面目「確かに大概そういう奴は不良だな…」

723:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:20:59 ID:6ZFmsKqD0
俺「ちょっと!!休み時間の最中とか一年の教室前とか行ってヤンキーみてくる!!」

64「あ!俺も!!」

パナイ「俺も行く〜!」




真面目「やれやれ」

スポーツ「止めないんですか?」

真面目「止めても無駄だ、無駄なんだ、無駄無駄…」

スポーツ「そうっすね…」

724:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:24:37 ID:6ZFmsKqD0
休み時間

俺「うし!!!いくぞー!!」

64&パナイ「おー!!!」



一年の廊下

64「結構今年もやんちゃそうなの多いねー」

パナイ「一回しめときますか?兄貴?」

俺「馬鹿、そういう事言うともし美術部だった時に怯えちゃうだろ」

パナイ「うっかり★」

64「どの子だろうねー」

725:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:26:46 ID:6ZFmsKqD0
64「あ!あの子体験入部来てた子だ!!」

パナイ「お!!本当だ!!」

俺「ついでに捕まえていこう!!!」




俺「やぁお嬢さん、ご機嫌いかが★」

女の子「あ…こ、こんにちは」

俺「美術部入らなくても何時でも美術部においで★」

女の子「あ…はい。ありがとうございます…」



64「逃げるように行ってしまったね」

パナイ「本当、逃げるようだったね」

726:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:30:25 ID:6ZFmsKqD0
俺「あーーどの子なのかなぁーーー」

64「あ、そろそろ時間だし戻りますか」

パナイ「あの一年の金髪頭とかだったりして」

64「あーーそういう感じだったらどうしよっか」

俺「どうするも何も!!何時だって楽しそうに出迎えれば良いじゃないか!」



64&パナイ「あんたの楽しそうが一番まずいんだけどな」


俺「てへぺろ★」

728:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:34:12 ID:6ZFmsKqD0
放課後


俺「ソワソワソワソワソワソワソワソワ」


64「一年に金髪頭いましたよ」
パナイ「俺は奴が美術部員とみてるね」
スポーツ「それはないだろ」

ツンツン「意外とありえる」

ガンマ「ヤンキーだったら俺が出迎えるのって…」

真面目「まぁ来てから対処するしかないな」


真面目「とりあえずジャラは静かにしてろよ」

俺「わ、わかった
あ!!俺じゃあちょっと外見てくるわ!!」


64&パナイ「俺らも!!!」

729:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:38:05 ID:6ZFmsKqD0
廊下

俺「ふーーーー!!走り回ったけどいねぇーなぁー」

64「わかるわけないでしょ。

もう来てるんじゃない?」

パナイ「あーもう来ててもおかしくないねぇ」

俺「いるかないるかなー!!」

64「いやあああどんなやつなんだろおおお」

パナイ「すっげーーなんか超ドキドキする!」


ガラガラ(部室を開ける音)

三人「来た!!!!????」


真面目「まだだ」

730:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:39:43 ID:6ZFmsKqD0
俺「まだかよおおおおおおおお!!!!!」

64「おせーー!!!おせーーーーよ!!!!」

パナイ「ちくしょおおおおおドキドキかえせよおおおおお!!!!」




ガラガラ

「あの…」








俺「お前か!!!!!!新入部員は!!!!!!!!!!」

731:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:44:31 ID:6ZFmsKqD0
「ひゃ、あひゃああああい」


真面目「…可哀想だろ、大声だすなよ」


真面目「ここが美術部だよ、名前は?」

俺(なんかドロロっぽい)

「あ、えぇと、あ、ど、ドロロです」

真面目「ドロロ君!美術部へようこそ」

ドロロ「は、、hじうぇ はい…!」


64「ちょうきょどってるじゃない」(小声)
パナイ「ジャラジャラ先輩のせいだよ」(小声)
俺「いや、つい不意をつかれてしまって」(小声)

732:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:50:42 ID:6ZFmsKqD0
64「まっ、とりあえずは…」

パナイ「ドロロ君、よろしく。彼女いる?」
スポーツ「あ、よろしく。」
ドロロ「あえっといにゃにっす」
スポーツ「音楽とか聞く?」
64「よろしくね!ドロロ君!俺は64だ。」
ドロロ「あ、はい、ええ、えっと」
スポーツ「あ、俺スポーツっていうんだ」
パナイ「パナイだよろしく」
ガンマ「漫画何すき?」
ドロロ「はひゃいい」


真面目「まぁとりあえず体験入部も来ていないし

君が想像している美術部とは少し違うと思うから
部活の説明をしようか」


真面目「部長、説明」

俺「うっっっす!!!」

733:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:54:25 ID:6ZFmsKqD0
ドロロ帰宅後
部室


真面目「っで、」

俺「え?」

真面目「お前、俺の言った事一つも守れてないが」

俺「あ…」


真面目「明日から来るかわかんないぞ、あの様子だと」

64「いや、来るね、きっと」

64「だっていかにも友達いないって感じじゃん?」

真面目「だから来ないんだろ」

734:キチママちゃん2014/06/04(水)22:56:47 ID:pKiCaH9tb
ジャジャラ先輩まじ好き!

735:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)22:57:37 ID:6ZFmsKqD0
64「いや、どっちかっていうと俺たちと友達になろうって思うんじゃない?」

パナイ「なるほどねー」


俺「なんかドロロに似てるな」


64&パナイ「ほ、ほんとだ!!!!」


パナイ「元気の無いドロロ」

64「生意気じゃないドロロ」

真面目「なんとなく似てる…」


736:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)23:01:20 ID:6ZFmsKqD0
>>734 えーありがとう。


真面目「明日、ドロロ君が朝とか来たらツンツンお前よろしくな」

俺「え!!?俺は????」

真面目「ツンツン、よろしくな」

ツンツン「わかった」

俺「無視すんなよ!!」



俺「俺も面倒みたいー!!!」


真面目「ツンツン、よろしくな」

ツンツン「あぁ。」

俺「DA★KA★RA★」

737:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)23:06:06 ID:6ZFmsKqD0


「って感じだった」

俺「俺ドロロに似てますか?」

「昔は特にね」

俺「っていうかボロク/ソ書いてませんか?」

「まぁ最初お前本当友達いない感じすごかったもん」

俺「えー?まぁそうだったけど」

「まぁよかったじゃんよ、美術部はいって」

俺「うん」

嫁「何二人でこそこそネットやってんのよってまた2chかよ」(結構前に帰ってきてた)

俺とジャラ「じゃあ飲むか」


ってことでじゃあの

738:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/04(水)23:07:25 ID:6ZFmsKqD0
酒!!それは俺たちの文章力の欠如

そして最後何かこうとか

まぁもういいか



っていう気分にさせた!!!!

739:キチママちゃん2014/06/04(水)23:07:57 ID:rDaJxHTma
乙!面白かった!

742:キチママちゃん2014/06/04(水)23:17:37 ID:EQwecyCkD
こういう先輩に囲まれながらガチ美術やりたかったなあ
お疲れ様!

749:キチママちゃん2014/06/05(木)17:06:11 ID:SgGrIw5eb
おつおつ〜
久しぶりにきたけどまだ続いてて嬉しい
これからもぼちぼち書き続けてください
楽しみにしてます

760:キチママちゃん2014/06/07(土)19:15:01 ID:iNoenL1Vx
ジャラジャラ先輩まだ見てるかわからないけど、子どもおめでとうっ!お幸せに!

776:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)19:40:58 ID:2V6ELC6NN
ジャラジャラ「キャンプに行きたい!」

ツンツン先輩「いいな」

ジャラジャラ「キャンプに無人島に行こう!!」



そうして地獄の二日間は始まった

メンバー
・ジャラジャラ
・ツンツン
・64
・俺
・紅一点

777:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)19:44:46 ID:2V6ELC6NN
ジャラ「荷物は俺が持っていくから大丈夫だ」

一同(ぜったいやばい…)

俺「まぁじゃあ一応念のため俺も持っていくわ」

ジャラ「いや、大丈夫、本当に!」



ジャラ「俺が全部持ってくからみんなは必要最低限でいいから!


じゃあ当日船乗り場で集合で!」

778:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)19:51:31 ID:2V6ELC6NN
前日


俺「明日なぁ…どうなってんだろうなぁ」
紅「うーん、大丈夫じゃないかー」
俺「なんかどうせ変な事考えてると思うんだよ」
紅「それはきっとそうでしょうな」
俺「念のためなんか持っていった方が良いと思うんだ」

紅「持ってくっていってもねぇ…」

俺「もー絶対なんかあるもんなぁー怖いなー」

779:キチママちゃん2014/06/12(木)19:55:49 ID:4yyauM5Bj
キーーーーーーーターーーーーーーーー!

780:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)19:56:58 ID:2V6ELC6NN
当日

船乗り場

俺「まーだジャラが来ないけど…」
紅「ちょっとそろそろ時間やばいんじゃない?」
64「本当に荷物そんなもってこなくてよかったのかな」

ジャラ「おーーーーい!おまたせーーーー!!」



俺「おそいぞ」
紅「おそい!!」

ジャラ「えー?そうかい?」

64「船の時間きちゃうじゃない!」

ジャラ「えー?その船乗らないよ、別の船乗るよ」

782:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:01:53 ID:2V6ELC6NN
ジャラ「あの船で島いくぞ」

俺「でかくね?え?」

ジャラ「すみませーんお電話したジャラジャラでーす」


おっさん「おぉー君達かー。じゃあ早い所車乗せちゃって…」


おっさん「でも、本当あそこ何も無いぞー。」

ジャラ「大丈夫です」



一同「え、まじもんの無人島なの…?」

783:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:06:03 ID:2V6ELC6NN
無人島船着き場

おっさん「じゃあ明後日の夜に迎えにくるからぁ」

じゃら「はーい」

俺ら「え…合計二日間じゃなくて今日、明日、明後日の三日間なの?」

おっさん「がんばれよぉお!」

じゃら「はい、ってことでね…。」

784:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:11:05 ID:2V6ELC6NN
ジャラ「今日から三日間はこの島からでれないから」

俺「でれないからじゃないでしょ、おかしいでしょ」

ジャラ「言うの俺も間違えてたんだよぉ、仕方が無いだろ」

64「仕事とかどうするんだよ」

ジャラ「大丈夫、ここは圏外だぁ」


64「一番よくねぇじゃねぇかよぉおお!!」

俺「馬鹿なんじゃないか、君は」


785:キチママちゃん2014/06/12(木)20:15:36 ID:ZHb61d4Ni
いままでと変わらないノリなのに卒業後の話かよwww


786:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:15:50 ID:2V6ELC6NN
ジャラ「ばかばかって言いますけどねぇ、
俺君らより年上なんだからさぁ」

64「馬鹿に年齢は関係ないだろ!」


ジャラ「よーし、なんで今日から三日間はー
自給自足してもらうから

テント生活だから

食料水と調味料しか持ってきてないから」


一同「・・・・・・・」

787:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:21:08 ID:2V6ELC6NN
紅「じゃあとりあえずうちらのテント立てます…か…」

俺「あぁ…そうだね。」



テント組み立て完了

俺「よぉーし、」

紅「うーし、じゃあ焚き火の準備しますかあー」

俺「石拾ってくるから、木ひろってきて」

紅「はぁーい」

788:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:24:59 ID:2V6ELC6NN
ツンツン「・・・・・・・」

もくもくとテントを立てるツンツン


ツンツン「・・・・・うし」

ツンツンテント組み立て完了

一時間しない間に
テント・焚き火(鉄板、網の二種類)・ハンモック
テントの周りの溝など
ちゃちゃっと準備をすませるツンツン先輩

789:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:28:13 ID:2V6ELC6NN
64「仕方が無い、テントやるか」

意外と早くキビキビと動く64

64「おぉーし」

64テント組み立て完了



焚き火も準備OKな64

790:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:31:55 ID:2V6ELC6NN
ジャラジャラ「おぉーーーし!探検してこよう!」


みんながテントを立てている最中

ジャアジャラ「よぉーーーし、食料をあつめるかなぁああ」


みんなが焚き火の準備が完了した時くらい



一同(絶対あとでなんか言われても助けてやんない)


ジャラジャラ「お!!!蝶蝶だ!!!」

791:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:37:00 ID:2V6ELC6NN
14時くらい

紅「一応軽くご飯的な物もってきといてよかった…」

俺「うーん…まぁ一日分はどうにかあるだろうね」

紅「昼飯にしようか」



ツンツン「・・・・・・フン」
鍋でなんか炒めているツンツン先輩

俺「何いためてるんですか?」

ツンツン「野草」

俺「へー、どこにはえてました?後で一緒に取りにいってもいいですか?」

ツンツン「あぁ」

64「俺は後で一緒についてくわ」



一方
ジャラジャラ「変な穴があるー!!わー!」

792:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:47:41 ID:2V6ELC6NN
15時くらい

紅「へぇーこれ食べられるんだー」
俺「なんでも知ってるねぇー」
ツンツン「野草は良いけどキノコは絶対にだめだ」
64「まぁそりゃあそうだよねー」

紅「あ、後で釣りするかぁ」
俺「そうだねぇ、釣りでもしますかなぁ」
64「あ、俺も竿もってきたよー」
ツンツン「俺もある」

一方
ジャラジャラ「秘密基地作ろう!!そうだ!!」

ジャラジャラ「真のサバイバーはテントも使わん!!ぬははははははは」

793:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:53:09 ID:2V6ELC6NN
16時くらい

紅「あんまつれないなぁ」
俺「ちっちゃいのしか釣れないなぁ」

ツンツン「ふん!!!ふん!!!」大漁

64「全然かかんない…」

一方

ジャラジャラ「よーーし必要な木材も集めたし…」

ジャラジャラ「あとは組んでいくだけだ!!ふふははははははははは!」

794:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)20:57:25 ID:2V6ELC6NN
17時くらい

紅「料理作るか」
俺「楽しみだぁ」
ツンツン「魚あげる」
紅「うわーありがとうございます」
64「俺にもくれるんですかー?あざーす」


一方

ジャラジャラ「うーん、やはりテントをはった方が…」


ジャラジャラ「いや、それだと負けた事になってしまうし…」


ジャラジャラ「まぁ大丈夫でしょ!」

795:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)21:02:57 ID:2V6ELC6NN
18時くらい

俺「お腹いっぱいだぁ」
紅「いやー念のためお酒持ってきててよかったねぇ」
ツンツン「あぁ、良い日だな」
64「俺コーヒー持ってきたから明日の朝にでも飲もう」
俺「すばらしいなぁ」


一方

ジャラジャラ「て…テントはろうかな…」

ジャラジャラ「おなかすいた…」

ジャラジャラ「みんなーーー!!!!!」


一同「無視」

ジャラジャラ「むしすんなよおおおお!!」

796:俺◆ITIXAw3W9A2014/06/12(木)21:04:04 ID:2V6ELC6NN
つづく


また明日

798:キチママちゃん2014/06/12(木)21:46:26 ID:ZHb61d4Ni
社会人になってもノリが変わんねぇってほんとスゲーよwww

799:キチママちゃん2014/06/12(木)22:39:26 ID:dSiCip2qk
>>796
来てくれて有難う!!
明日楽しみにしてる!

800:キチママちゃん2014/06/13(金)00:41:52 ID:UhxfzEoNI
>>796
中学から社会人になってまで、じゃらじゃら先輩の行動変わんないんだなwww

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